皮切り医師になるには。

当ブログをご覧になっている若手の医師や研修医、医学生の諸君はきっとこう思うことでしょう。いわゆる包茎手術を生業とする医者になるにはどうしたらいいのか?とか別になりたいワケじゃないけど技術として習得したい、とかイロイロあるでしょう。あとは必要な技能や資格はあるのかとか。

まあ、正直言うと別段必要な技能などはないっちゃないです。医師免許さえ持っていれば、誰でも入り口には立つことはできます。実際に皮切り医師として独り立ちして働くってなるとどこかの医師求人サイトでそれっぽところ見つけて連絡して研修して…ってなると思いますが、この界隈の医師ってのは見てくれ(医師としての)の問題もあって女性美容外科などと違ってそれほど医師が殺到するようなところではありません。よっぽどヤバイ経歴でもないかぎり連絡したら「じゃあ来てもらってまずは研修orどれだけできるのか見させてよ」って感じになるんじゃないかと思います。さすがに初期研修中とかだとダメでしょうが。(当たり前)

とは言っても、スムーズに技術を習得するのに持っておいたほうがいい武器ってのはいくつかありますね。

  • 基本的な外科的手技
  • 泌尿器科的知識
  • 皮膚科的・形成外科的知識

あたりでしょうか。

◆基本的な外科的手技

といっても研修医レベルの技能ですが…皮膚を切開したり・血管を結紮したり・皮膚を縫合したり…といった本当に初歩の初歩技能はさすがによっぽど研修医サボってたりしないかぎりはある程度は身についている(ハズ)でしょう。陰茎といえども結局切るのは表面の皮膚とその下層の筋膜になるので、あまり高度な外科技能はほぼ不要と思われます。将来皮切り医師になるんだ!と鼻息を荒くしている研修医の諸君(そんな奇特な奴がいるのか知りませんが)は最低これぐらいの技術は初期研修中に習得しておいたほうが良いでしょう。

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死の外科医じゃねえかこいつは!

◆泌尿器科的知識

陰茎部周囲の解剖学的構造を知り尽くしているってのは非常に強みですね。手を出してはいけない部分、出してもいい部分てのを理解しているのとしていないのでは大きな差です。やはりこの手術を生業としている医師はもちろん元泌尿器科医ってのがそこそこ多いです。まあそもそも泌尿器科でも包茎手術ってやりますしね(美容的でないにしろ)。泌尿器科の心得がないにしろ、解剖学的な知識ってのはある程度持っておくに越したことはないと思います。

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読んだことはない。

◆皮膚科的・形成外科的知識

一応美容手術と名がついていますので、たとえそうそう人に晒される部分ではないにしろキズを綺麗に整える技術というのもあるに越したことはありません。雑な縫合をしてたらキズも皮膚が寄ったりガタガタになったり印象がよろしくありませんので。いくら陰茎と言えどもきれいな縫合を心がけましょう。

また、陰茎というのは非常に血管が多い部位でもあり、手術には出血がつきものです。止血する際には電気メスを使うのですが、これが意外と落とし穴になることが多いです。止血に躍起になるあまりに電気メスを当てすぎて熱傷を起こしてしまったりするビギナーの先生もまれにおります。そうなったときに熱傷の正確な処置ができたり、またそれ以外にも表皮のキズの正しい処置を知っているかどうかというのも大事なポイントになります。手術というものは得てして不測の事態というものが起こり得るものですので。

とまあこんな感じで偉そうにザックリと書いてみましたが、結局のところあまり特異な技術ってのは必要ではなく、最終的には経験を重ねることでの慣れってのがこの手術の肝になるんじゃないかとワタシは常々思っています。慣れてないとそもそも陰茎をしっかり把持することや術野を確保することも難しいことが多く、こればっかりは実際にやって感覚をつかむしかないんじゃねえの?って感じです。というワケでこの業界に飛び込もうとしている退廃的なドロッポ目指してる若手ドクターや医学生の諸君も参考にしてみてくれたまえ。

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