オレのダメ医局員時代。~大学病院編~

以前お話ししたように今はわりと自由な存在のワタシですが、かつては大学の医局に属しておりました。

基本的に医師というのは初期臨床研修を終えて自分の進む専門の科を決めていく人が大半だと思うのですが(中には例外もいろいろある)、今でも多くの医師はその後の進路として大学の医局に属することを選択すると思います。まあ最近は大学医局不要論諸悪の根源論などぶち上げる人もいてあえて大学に属さずにそれぞれの病院にて「後期研修医」という形で専門を勉強する医師も増えてきたようです。

わりと勘違いしてる方も多いのですが、大学の医局に入るだけであれば出身の大学は関係はありません(人気の医局だと制限をかけるため自大学出身を優先的に採用するとかそういうのはまた別として)。帝大にそういう傾向が多いと思うのですが、東大とか京大の医局は他大学出身から入局してきた人たちで多く構成されがちなようです。逆にワタシの卒業した地方の大学なんかだと入局してくるのはその大学出身か、あるいはその地方で開業しているところの子弟なんかが多い傾向ですね。まあ自分も他の大学の内情なんか知らんので研修医や医学生諸君はそのへんは自分で勝手に調べてみてください。

そういうワケで自分は卒業大学ではない自分の出身地である某大学の某科へ入局したのですが、これがまた苦難の連続でした。これは決して大学医局の悪口を言うワケではないのですが、分かりやすく言うと

給料が安い!

めんどくさいカンファレンスが多い!

雑用が多い!

ハッキリ言って自分の嫌いな要素がてんこ盛りです。特に給料に関しては入局してしばらくはうちの医局では外勤(バイト)がないので月20万ぐらい(ささやかな時間外手当含む)でほとんど休みなく馬車馬のように働かされました。前も言ったような気がしますが看護師より給料が安いです。外勤をするようになってようやく月35~50万ぐらいになる感じでしょうかね…

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あとはくだらない症例検討会やらカンファレンスも毎日のようにあり、それの準備でてんやわんやでした。人間ってそういうものだと思うのですが、「アレをやらなきゃならない」「コレはどうなってるか」っていう憂いが頭の中にあるとなにをやっていても全く心が休まらないんですよね。でもまあこの要素って病院で医師をやっていくうえではほとんど常につきまとってくるコトではあるんですよね。

雑用…はまあ新入りだとそういうもんでしょうかね。雑用から得られるものもあると思うのでこれは仕方ないものでしょうか。

…とまあ大学の医局についてイロイロ文句を言ったワケですが、もちろんメリットもあります。

体系的に教えるのに慣れていること

同期が多いこと(これは科とか大学による)

マイナー科なんかはそうだと思うのですが、研修医の時に多少齧った程度のことしか知識がないのでまずはいろいろと学ぶ必要があるワケですね。大学の医局ってのは自分みたいな「どうしようもないザコの新人医師」を「いっぱしのそれなりに見える医師」にクラスアップさせるのには長けているんだと思います。多分。

自分は全く研究者に向いてないと思っているので、大学で毎日一心不乱に研究されてる先生方ってのは正直モノスゴイと思っています。考え方自体が自分みたいな俗物とは違っていて素直にリスペクトです。

以上。これだと大学医局に対してズラズラと恨み節を並べたみたいになっちゃってますが、今の自分の基礎を作ったのが医局時代であり、決して無駄な年月だとは思っていません。今だと鼻で笑ってしまうような基礎的なことを叩きこまれたのが医局時代なワケで、そういう意味では誰しもステップアップしていくためにはこういった修行の日々が必要なんではないでしょうか。

変にイイコちゃんぶって綺麗にまとめようとしてんじゃねえぞ!

実はけっこうサボってました。

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1 Comment

  1. […] 前回の大学病院編で目も当てられないようなダメダメっぷりを晒したワタシに教授が嫌気がさして関連病院へ出向…っていうワケではなくて、この医局ではだいたい1年~1年半ぐらい大学病院で基礎を叩きこまれた後にどこかしらの関連病院へ出向することになっています。大学病院は給料安いし、くだらないカンファとかない外病院のほうが自分的には羽が伸ばせるンだなあ…と思いきや、配属されたのは関連病院の中でも患者が多く、救急も盛んにやりまくっているまさにハイパー病院。果たしてこんな役立たずの自分がやっていけるのか!? […]

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